こんにちは。春休みももうまもなく終わりが近づいていますね。
子どもたちに学年を尋ねると、「にねん…あ、3年生だ!」と
またひとつ成長する場面をみて「ふふふ」と笑顔になっているスタッフのしゅんちゃんです。
さて、今日は「家づくりプロジェクト」です。
「まずはこの動画を見てみて、、、」と店長。

イノシシだ〜!かわいい〜!
この動画の場所は、ここ「星空スペース」です。
いのししがたくさん穴を掘ったり植物をたべちゃったりしているんだって。
子どものイノシシじゃ(うり坊)じゃなくて、
大人のイノシシだからみんなより大きさも重さも大きいよ…?
えぇ〜やっぱり、こわいかも…(素直)

星空スペースで、ヤギを飼おうと思っていたんだけど、
その前に大きな問題が起きてしまったようです。。。
ということで、さっき見てもらったイノシシが庭を荒らさないようにするため、
ヤギさんよりも先に犬を飼うことにしました。
そして、イノシシを追い払ってくれるような心強い犬を迎え入れるには、
お家(犬小屋)が必要ですね。
今日はそのために犬小屋の設計やデザインを一緒に考えていこう!

今日のメニュー
- 世界の「建物」について学ぶ
- 自分だけの犬小屋を書いてみる
- 実際にミニチュアで形にする。
世界には、いろんなつくりの家があるよ。
まずは、建物の形をみていこう。「どんな工夫がされているか」に注目してみてね。
高床式の家、インディアンのテントのような家、海に浮かんでいる家、遊牧民族の家
どれもその土地の「気候」「暮らし方」にあったつくりをしていたね。
次は床が高いお家。なぜ床が高くなっているんだろう?
水が流れてきた時に、流れないように。
風が入って涼しいんじゃない?
そうだね。雨が多い場所のお家は、水が来ても耐えられるように床が高く作られているんだって。
こんな家なんて、どう?

そうそう、他にもこんなかわいい家もあるんだよ。
円柱(つつ状)になってるから、太陽のがいろんなところから入る。
たくさんお日様の光を浴びれて、きっと気持ちいいね。

いろいろな種類の家を見てきたけれど、特徴が
ひとの暮らしに合わせて使いやすように「デザイン」されているんだね。

次は犬小屋のデザインを考える。
とその前に、ミニチュアハウスに入れる「いぬ」を紙ねんどで作ってみよう。
まんまるな粘土をのばして、のばして。
耳、顔、足、体、しっぽとだんだん特徴がみえてきます。

個性豊かな犬の模型ができました。固まるまでちょっとまっておこう。
次は、この犬の模型が入るような家のつくりを考えてみよう。
わんちゃんからみんなにお願いがあるよ。
- 雨に濡れないようにしてね
- 床が土にふれないようにしてほしいよ。
- 出入り口は必ずつけてね。
子どもたちは、もくもくと書き進めていきます。
1パターンだけではなく、思いつく限りどんどん書き起こしてみよう。
定規を使って、何度も消したり書いたりを繰り返します。

想像力豊かな設計図が、つぎつぎと仕上がってきました。
この設計図に書いた建物を、実際に3Dの状態にしていきます。
…とその前に店長特製のカレーで腹ごしらえしよう。
お腹いっぱい食べて、後片付けまでみんなが手伝ってくれます。
いつもありがとう〜!
美味しいカレーで元気いっぱいになった子どもたち。
午後は、設計図をもとに実際にカタチにしていきます。

割り箸とグルーガン、基礎ができたらダンボールで壁や屋根を作る。
グルーガンを使うのが初めての子もなれてくると器用に使いこなしていました。

面白いのは、基本的な家の構造が終わったあとのアレンジ設計。
バルコニーやプール付き、通称「激長階段」付き、トンネル付き、

家の中にフェルトでカーペットがついている、高床式を実現する
窓が円形、紐で屋根に装飾する、芝生をフェルトで表現する、割り箸を並べて壁にする、、、
もう、創造力が見事に爆発しております。
(すばらしい…拍手!)
星空スクールが終わりの時間が近づいても
あともうちょっとだけ!お願い!
と創作意欲が落ちなかった子どもたち。
自分の思ったように手を動かして、カタチにする。
どうしたら設計図に近づけられるか、こだわり抜く。
写真からもわかるように、最終的には作品と一緒に撮った表情もキラキラと輝いていました。
思ったようにうまく行かない工程もたくさんありましたが、
なによりも職人のように「表現へのこだわりを楽しむ姿」が印象的な1日でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた!
【参考】今までの星空スクールのクラスレポート
星空スクールでは、今までにのべで数百名を超える学生を受け入れしてきました。
これまでに開催したプロジェクトワークのクラスについては、下記のレポートをご参照ください。