《星空スクール夏休みクラス:13日目》家を直そう!土壁づくり

レポート
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こんにちは!

星空スクールスタッフのしゅんちゃんです。

今日で星空スクールの夏休みクラスは最終日です。

さて、今日は5人のメンバーと一緒にレクチャーがスタートしました。

初めに、日本の「今」と「未来」のお話から始まりました。

店長から「日本には、どれくらいの人がいるでしょう?」と問われると、

日本全体は…1億は過ぎてるくらい?

と答えてくれました。その通り!

では、これからみんなが大人になった頃の日本(2034年ごろ)はどうなっているのかな?

減っていくんじゃない?

えー!増えていくかもしれないよ!

そんな声が聞こえてきました。

実は、これからの日本は65歳以上の人が多くなり、人が減ると「家が空いて」いくのです。

「その家、みんなはどうしたい?」と店長が尋ねてみると…

・えーっとね、とる!(海賊時代ですか?汗)

・つぶす!

・売る!

・誰かにあげる

・避難所みたいにする

中をきれいにして、使う

色々な方法を考えましたね!

これからは、今ある家をきれいにして、「もう一度使う方法」を学んでみようということに。

星空の小さな図書館も「中をきれいにしてもう一度使った」1つ。

写真をみてみると、「きれーい!」と声が上がります。

今日は中でも、「土壁」をみんなと作ることにしました。

まずは、土壁に混ぜる「わら」を切ります。

親指と同じくらいの大きさにハサミでちょきちょき。

みんなで切ると、箱の中に細かくなった「わら」がたくさんできました。

次は、外に出て、切ったわらを土に混ぜる作業をします。

最初は、土がつくことに抵抗もあったようですが、少しずつこねていくうちに、
「気持ちいい〜」と慣れていきましたね。

あれ?

気づけば、”雪だるま”ならぬ、”土だるま”たちが、連なっています。

土もしっかり混ざったようなので、今日の現場の「星空の小さな図書館」に移動します。

着いた瞬間、ハシゴを使って2階に登ってみたり…

「おぉ〜」といつもと違った屋根を見上げたり…

カウンターの中に入って、店長になってみたり…家の中を探検します。

それでは、早速作業開始です!

まずは、機械をつかって、土に水を混ぜクリーム状に柔らかくしていきます。

店長から、道具の説明と塗り方のレクチャーを受けました。

「こて板」に柔らかくなった土を乗せます。

そして、「こて」で薄く伸ばしていきます。できるかな?

さあ、やってみよう。

うわぁ!なんか難しい!
全然伸びない〜!
も〜ぉ!

早速、子ども達から声が上がります。

土は重いし、伸ばすのも難しい。「職人さんはすごいね」と言いながら過ごしずつ塗っていきました。

分厚くなったり、すぐ乾いてしまったり、コツはつかめたかな?

「手でやっちゃおう!」と、一生懸命塗り込んでくれました。

ちょっと休憩して、今日のお昼ご飯は「流しそうめん」です。

竹をひもで結んで、台をセットするところから手伝ってくれました。

準備ができたら、いよいよ流しそうめんがスタートします。

お箸で上手にすくえたかな?

今日はなんと、ミニトマトも流れてきましたね。

流れてくるそうめんに歓声を上げながらつかみ、美味しそうに頬張っていました。

お昼休みからは、ネコと遊んだり、ザリガニ釣りを楽しんだりしました。

また、ある子は1人、土壁塗りに没頭

「もう終わろっか?」と尋ねますが「いや…もうちょっと。」もはや職人…

ということで。一緒に没頭してみました。

「もうちょっと」と壁の補修部分を手でしっかりと塗り込んで、

なんと最後は、壁一面終わらせることができました。すごいなぁ。

途中、土を運んだり、一塗ってくれたりと、他の子たちも一緒に手伝ってくれました。

これからの日本には、「空き家」が増えていきます。

子どもたちが大人になる頃に、その空き家を自分の手で直し、長く使う。

さらに、自分の手を加えたら、きっと「長く」「大切に」使いたくなるはず。

そんなきっかけになれば、嬉しいですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また!

その他のクラスの様子はこちら

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