《星空スクール夏休みクラス12日目:リサイクル回収BOXを作ろう》

レポート

こんにちは!星空スクールスタッフのゆかりんです!

ミンミンゼミが元気に鳴いているいる朝、晴れているのに雨がぱらつく不思議なお天気です。
今日も暑くなりそうなので熱中症に気をつけましょうね!

さて、今日のクラスではみんなでゴミ問題について考えていきます。

リサイクルってなんだろう?

「繰り返し使う」や「いらなくなったものを他のものに使う」などいろいろな意見がでました。

「リサイクルといえばペットボトル!」。 確かにペットボトルはリサイクルされている身近なもののひとつだよね。

ペットボトルって回収されてどうされるんだろう??何になると思う??

これにはみんな悩んでしまいます。
ペットボトルがリサイクルできるのは知っているけれど、何に生まれ変わるかは知らなかったようです。

ここで店長から大ヒント!みんなが着ているもの!

服!

正解~~!!

回収されたペットボトルの中には様々な処理を経て、糸になって洋服に生まれ変わるものもあるんですね。

しかし様々な技術と工夫でリサイクルも進んできましたが、実はまだまだ十分とはいえません。今も、私達が出すゴミが、地球に生きる動物たちに大きな影響を与えています。

例えば、こちら。

プラスチックのフォークがカメの鼻に刺さって抜けなくなってしまう映像です。

人間が出してしまったゴミがどうしてカメを傷つけてしまったんでしょうか?
問題のひとつになったプラスチックのストローが海に行くまで、どんな経緯を辿るのかみんなで考えてみます。

プラスチックのストローをどこかにポイ捨てすることによって、まわりまわって海の動物たちの健康を害してしまうんですね!

ストローがいらない蓋や紙のカップなど、だんだんと代わってきたことにみんなも改めて気づいたようです。

一方で、リサイクルされてないものの行き着く先は、まだまだ問題がたくさんあります。

【絶句】想像を絶する東南アジア最大のゴミ場スラムへ潜入!! ゴミの社会問題に立ち向かえ!!

インドネシアのゴミの山。足元がゴミだらけ。道がないくらい全部ゴミです。
海外の問題ではなく、日本のゴミもこういう国に輸出されていることを知りました。

こういうゴミがインドネシアの動物にも影響を与えてしまっているんだね。

いすみの海行ってみたことある?

「汚い」「ゴミあった!」などの声が聞こえました。

地元の海に流れ着いたそのゴミも日本じゃない国から流れてきているのかもしれないよね。

じゃあ日本のゴミをどうしたらいいだろう?

燃やす!!

燃やすと何が出る??という質問には、「灰!」「熱!」などの意見が。

そう、ゴミを燃やすと二酸化炭素で地球温暖化が起きるんだよね。

暑くなるとどうなる?何かがなくなります!

まるで、なぞなぞみたいですよね。
世界の問題からだんだん身近な海にも関係していることがわかって、みんな真剣に考えています。

正解は「緑」「水」。

じゃあ、植物が枯れると地球はどうなるかな?

今世界規模で問題になっているのが「砂漠」の増加。

地球全体で見て、九州と同じ面積が毎年砂漠になっていると聞いて驚きの声が上がりました。

ゴミの問題を身近に感じたところで、今日のワークへ。まず、みんなができることとしてあるものの回収ボックスをつくります。

あるものとは「電池」。

電池は今「埋め立て」と言って、土の中に埋められて処理されているけど、これは消えてなくなるわけではないんですね。
100年200年の時を経て、中のマンガンやアルカリといった有害な物質が土に溶け出て、また地球に良くない影響を与えてしまいます。

でもリサイクルすると、鉄(ビル)・亜鉛化合物(農業肥料・染め物など)・道路の材料になるのです。様々なものに生まれ変わる素材「電池」をみんなで回収して活用しよう!

ということで、「電池の回収BOX」を作ります!

電池を回収するのにプラスチックを使ったら意味がないので、今回は竹を使用。
竹はゴミになっても燃やせるし肥料になるよね!

みんなの学校に置いてもらったりお店に置いてもらったりして、電池が回収されるシステムをつくりましょう!

竹を実際に触りながら、回収ボックスの形や、どうやって電池を取り出せるようにするかを考えながら案を出します。

竹の節を生かして、単三電池と単四電池を分けて回収できる案や、ポストみたいにする案も出てました!

案ができたら自分の竹を自分で切りに行きます!

自分が作りたいリサイクルボックスをイメージして、竹の節を考えてながら切り出す部分を決めます。

手を切らないように気をつけて、必ず両手でノコギリを持ってね!

力がいる作業なので、みんな真剣です。

竹の表面はつるんとしているので滑りやすく、切れ目を入れるところが難しいんですよね!

お友達が切ってる間も竹が転がらないようにしっかり押さえてくれていました。

店長から「ノコギリは引くときに力を入れるんだよ」とアドバイス。

みんなだんだん上手になっていました!

竹が切れたら今度は電池を入れる穴と、必要な人は電池を取り出すためのドアも作ります。

竹に直接印をつけたら、いざ穴を開ける作業へ!

穴は店長が開けてくれるので、ドアを作る人は切れ目を入れます。

これは慎重に慎重に。

ドアを開けるための切り込みを入れる作業もみんな上手にできていました。

仕上げの前にみんなでお昼ご飯。

今日のメニューは店長特製の焼きそばと肉味噌。

そしてホットプレートで店長がお好み焼きを焼いてくれました。

熱々の出来立てをみんなでいただきます!

お昼休みにはみんなでカードゲームで盛り上がりました。

勝っても負けても楽しいのがカードゲームのいいところ!

お昼ご飯で元気を充電した後は、ラストスパート!
竹の切った部分にやすりをかけて滑らかにします。

ドアに紐をつけるために穴を開けますよー!
壊れやすいのでセロテープを貼って、その上から穴を開けていきます!

針金を使ってドアを固定したり、みんなで思い思いの装飾をしたりしました。

リボンやビーズで飾り、竹の節の部分で蓋を作るなど、みんな素敵なリサイクル回収BOXができていましたよ!

今日のリサイクル回収BOXを使って家や学校などで電池を回収してください。

集めた電池はぜひ星空スペースに持ってきてくださいね!


星空スクール夏休みクラス2022ー申込受付終了

いつもたくさんのご参加、応援ありがとうございます。

おかげさまで各回満席のなっているため、申し込みを締め切らせていただいております。

星空スクール夏休みクラス2022ーこれまでの活動の様子

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