《星空スクール夏休みクラス:8日目》ローカルビジネスと直売所の働きを考える。

レポート

こんにちは。

星空スクールスタッフのしゅんちゃんです。

星空スクールも折り返し、いよいよ後半戦に差し掛かってきました。

さて、近年地域を盛り上げる「ローカルビジネス」への関心が高まっています。

その上で重要な働きをしているのが「直売所」です。

そこで、今日のテーマは「直売所に実際に訪れて、どんな働きをしているのかを体感してみよう」です。

「ローカルってよく聞くけど…なんだっけ?」そんな様子の子ども達。

まずは、みんなの周りにあるスーパーの名前を挙げてみました。

ライフ、ハヤシ、いなげや!と、いつも行く身近なスーパーの名前が出てきます。

続けて、そのスーパーには「どうやって食べ物が運ばれてくるか」の仕組みを勉強しました。

戦後の日本は「組合」ができ、やがて市場から「卸す」お仕事ができていきました。

今から70年ほど前から始まり、今もなお行われている流れ。

参加している子どもたちのおじいちゃん・おばあちゃんが生まれた頃にできたことが、今でもしっかりと根付いているのです。

そして、現代は生産者が直接持ち込める「直売所」ができました。

ここまでの歴史をしっかり学んだ上で、実際にいすみ市にある「直売所」をみんなで見に行ってみましょう。

初めに訪れたのは、味まんてんの園(さと)

お店の中には、一般的なスーパーではあまり見かけないものがたくさん。

ホオズキ・ハグラウリなどは、あまり見かけませんね。

どの商品も「作った人のお名前」が入っているのも、スーパーとは違うところ。

そして、食べ物だけでなく、地域の方々が手作りした石鹸やカゴ、マスクなども売ってありましたね。

お店の隅々を観察し、どんな商品があったかをメモにまとめていきます。

他の人が見つけていないような商品を見つけれるかな?

移動中は、お店の中で見つけたものを、お互いに発表し合いました。

つづいて訪れたのは、道の駅むつざわ つどいの郷です。

さっきの直売所との違いは何かな?じっくりと観察してみてね。

「さっきの直売所より広くて、商品が多いなぁ」

「みてみて!お醤油だけでも、こんなに種類がたくさんあるよ」

しそウィンナー、ピーナッツ、地元のお酒、青柚、びわ茶…

どれも地元の特産品を使ったものや、地元で採れる食べ物を使った商品が、たくさん売られていましたね。

さらに、この道の駅は「健康支援型」の道の駅と書いてありますね。

直売所以外にもレストラン、温泉、体を動かす広場など、施設の中に訪れた人が「健康になれる工夫」が詰まっていることにも気づいていました。

「ペッタン…」

記念のスタンプを押して、次の直売所に向かいます。

次に訪れたのは、大原にある直売所「なのはな」です。

「なのはな」には、屋外スペースと室内スペースがあり、屋外のスペースには、たくさんの苗やお花が並んでいました。

屋内にも、地元の新鮮なお野菜や特産品が並びます。

今日も駐車場には、たくさんの車が停まっていて大盛況。

通常は、大型の観光バスでお客さんがやってくる「いすみの人気スポット」です。

子ども達も慣れてきたのか、どんどん奥に進み、レアな商品を探しにいきます。

私(筆者)も初めて聞く植物の名前だらけで、たくさんの発見だらけでした。

お花だけでこんなにたくさんあるなら毎日のお世話も大変かも。

確かに、その通り!

毎日新鮮なお野菜や、綺麗なお花が買えるのも生産者の方々・お店の方々のおかげですね。

最後に訪れたのは、漁港の近くにある「海の直売所」です。

海の近くにある直売所なので、干物や海産物、ハワイアンなアクセサリーなど、これまでとはまた一味違った商品が並んでいました。

ふと、ある子のメモを覗いてみると、お店中の商品が書き上げられていました(驚き!)

熱心に何が置いてあったかを書いていると、お店を出る頃には「ここでだけで取り扱っていた商品」と分かるようになっていました。すごいなぁ。

お昼ごはんは、これまで周ったお店で購入した食べ物を一緒に食べました。

冷たいアイスキャンディーもおいしかったね。

せっかく海の近くまで来たけど…海は閉鎖されていたので、車からちょっぴり眺めながら星空スペースに戻ります。

スペースに帰ってきたら、次は、子どもたちが「自分だったらどんな直売所をつくりたいか」を一緒に考えました。

・シーグラスのアクセサリー屋さん
・パン屋さん
・手作りゲームセンター
・手作りのぬいぐるみの直売所 
・ストリートピアノのコーナー

いいね。いいね。、どんどん夢が膨らみます。

今日行った睦沢の直売所のように

”複数の施設を組み合わせてみるのは?”

と問いかけると、

・ドッグランがあるのがいいな。
・ボルダリングジム付きもいいね。
・絵をかけるところとギャラリーがあってもいいかも。
・猫のふれあいと里親が探せる場所はどう?

うんうん、ユニークな案がたくさん集まりました。

この星空スペースも、「夢が詰まったチャンレンジショップ」にが集うといいですね。

ここで挙げたアイデアが、いつの日か実現される日が楽しみです。

地元の一生懸命人が作ったものが、欲しい人に渡る。

地元の人のことを、地元の人で応援する。

参加してくれた子どもたちも、”地域を盛り上げる一員”になってくれると嬉しいですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた!

「プロジェクトワークを学ぶ夏休みクラス」参加者、募集中です!

今しかできない体験を、一緒に楽しみましょう。

小学生のみなさんのご参加をお待ちしております。

8月12日(木)9:00~14:30自然科学系プロジェクト
※海の博物館見学
残数わずか
8月17日(火)9:00~14:30ソーシャルビジネス系プロジェクト募集中
8月18日(水)9:00~14:30理・工学系プロジェクト募集中
8月19日(木)9:00~14:30社会科学系プロジェクト残数わずか

これまでのクラスの様子

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