こんにちは!
星空スクールスタッフのしゅんちゃんです。
今日から「プロジェクトワークを学ぶ夏休みクラス」がいよいよ開講しました。
はじめに、カメのまっちゃん・たけちゃん・うめちゃんにエサをあげてスタートです。
4日前に生まれたカメのたまごも見れたね!
さて、今日は何をするのかな。
今日のテーマは「人はなぜ料理をするのか?料理の始まりを実感する」
ということで。
「みんなは、なぜお料理をするの?」「料理で思いつくことは?」と子ども達に尋ねてみました。
「えっとー…ご飯を炊く」「切る!」「ステーキを焼く!」と元気よく答える子ども達。
「じゃあ、焼いたり炊いたりするのは、どうして?」と尋ねると、
「生で食べれなかったりそのまま食べると、お腹が痛くなるから」と。
今日1日で、食べ物や料理にたくさん触れて、帰ろうね。
今日のテーマについてお話をした後は早速、外に出発!
今日のメイン食材「ジャガイモ」を掘りに行きます。
車で5〜6分。「なぞなぞ」を出し合いながら、着いたのは「星空の畑」です。
手で、「ここかな?ここかな?」とジャガイモを探す子ども達。
掘ると虫もたくさん、草もたくさん。さぁ、ジャガイモは見つかるかな?
子ども達と一緒にくわで土を掘っていくと、「あったー!」収穫するたび、歓声が響く。
1つ見つかると、また1つ。もしかしたら、近くに埋まってるのかも?!と一生懸命探します。
「見て見て!とれたよー!」と採れたてを持ってきてくれました。
暑いので、少しずつ休憩をしながら活動しようね。まだまだ堀続けていきます。
お豆のように小さなジャガイモもや、手のひらいっぱいに大きなジャガイモ。
黒く穴が空いたジャガイモ。収穫したジャガイモの形もさまざまです。
少しずつ、カゴが重くなります。
中でも悔しかったのは、この「何者かに食われた」大きなジャガイモです。
しかも、1つじゃありません…ぐぬぬ。器用に食べた後が残っていました。
「誰が食べたんだろう?イノシシかな?いやいや、タヌキだよ!」と子ども達。
星空スペースに帰ってきてちょっぴり休憩したあとは、収穫したジャガイモの調理実験をします。
今回は、ジャガイモを「焼く」「煮る」「揚げる」
ジャガイモを焼くために、「そのまま焼く」「新聞紙に包む」「アルミホイルに包む」の3つのやり方で実際に火の中に入れて、様子を見ます。
そして、お塩を鍋で塩水を加熱し、「塩」も作りをしました。
火が上がると「ブクブク」と音が聞こえます。
さて、どうなるかな?
パチパチ燃える火の周りは、煙で目が痛くなる。
それでも、火が消えないように交代であおぎ続けました。
そのまま入れたジャガイモは、真っ黒焦げに。新聞紙に入れたジャガイモは、これまた炭に。
アルミホイルに包んだジャガイモは、外は焦げていたけれど、皮を剥くと黄色くほくほくのジャガイモになりました。
それから、炎の周りに置くときの「位置」も大切ですね。
「ちょっと硬かった〜」「たくさん、焦げてる!」と自分の入れたジャガイモをよく見る子ども達。
昔の人もたくさんの失敗を繰り返して、学んできたんだね。
お部屋に戻った後は、ポテトフライを揚げます。
小さくて難しいジャガイモの皮むきも頑張りました。
油で揚げると、ジャガイモの中の水が外に出てって、カラッとあがる。
さっき外で作ったお塩をつけて、食べると美味しい!
揚げたジャガイモをあっという間に食べ尽くしました。これから昼食なのにすごい食べっぷりだなぁ。
お待ちかねのお昼ご飯の時間です。
今日のメニューは、トマトスープ、チキンのバター焼き、みんなで獲ったジャガイモを潰して作ったポテトサラダ。
ある子が「みんなとたべるとおいしいな。」とぽろり。温かい言葉が溢れていました。
ご飯を食べるのはお腹いっぱいになるだけじゃなくて、みんなで食べると、心もいっぱいになるんだね。
最後に、今日の「なぜ、料理をするのか」について、1人1人分かったことや考えたこと、今日体験したことを文章や絵にまとめます。
今日の1日がしっかりと伝わってくるレポートができていきます。
「どうして、皮を剥くのか?」「なぜ、料理をするのか」など、
それぞれの学びを絵や文字にして、工夫しながらまとめました。
食べ物を採り、料理をして、みんなで食べる。
「食べること」の大切さを感じることはできたかな?